事務の仕事内容やカテゴリーを紹介!職場によって変わる事務職の魅力
2023.08.09 医療事務
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調剤薬局事務
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【医療事務のパイオニアソラスト監修】特に女性からの人気が高い職としてあげられる事務職。事務の仕事というと一般事務から公務員、医療関係など幅広くあり、だいたいはサポートに回ることの多い仕事ですが、基本の仕事内容は同じでしょうか?
未経験・無資格でも働けたりと融通もききやすいため、産休・育休明けの復帰や転職にも人気があります。もちろん資格をとることで知識を持ち仕事に取り組めるので、職場で重宝されキャリアアップにも繋がります。
この記事では事務の仕事内容や種類、必要なスキルから事務職の魅力やデメリットについて紹介していきます。
事務の仕事とは?
事務の仕事とは、オフィスワークの中で最も基本的な仕事になり、必要不可欠な仕事です。
書類の作成や処理、データ入力、電話や来客対応などの業務全般が事務の仕事となります。
事務の仕事はいわば他の社員のサポートという位置づけで、プロジェクトを受け持ったり、自分で仕事を作ったりというよりは常に誰かのサポートをしている縁の下の力持ちというイメージです。
事務の基本の仕事内容
事務の基本的な仕事内容は、書類作成、ファイリング、データ入力、伝票処理・整理、郵便物の発送・仕分け、備品管理・発注、電話・メール・来客対応などがあります。
その業務内容は多岐に渡り、働く部署によっても内容は変わってきます。
小さな会社では幅広くオフィスワーク全般をこなすこともありますが、大きな会社では事務員の中でも特化した業務があるでしょう。
基本的なパソコンの操作知識と、ビジネスマナーは必要ですが、資格は必要ないことが多いので未経験でも挑戦できます。
事務職で働くメリット・デメリットはなに?
どのような仕事に就いても、メリットとデメリットは存在します。
事務職で働いてもそれは同じこと。
どのようなメリットがあるのか、またデメリットについては、自分にとって許容範囲のデメリットなのかを考えた上で仕事を始めることが理想です。
働く前にまずは知っておきたい事務職のメリット
事務職は人気の職種なだけあり、メリットがたくさんあります。
主なメリットは以下の4つです。
- ・未経験でも仕事に就きやすい
- ・仕事上での基本操作やスキルが身につくから転職もしやすい
- ・残業なしの所も多い!時間管理がしやすい
- ・職場の人からの感謝の言葉でモチベーションUP
働く会社によっても変わってくるので、どのようなメリットがあり、自分にはそのメリットがあっているのかを働き始める前に知っておきましょう。
■未経験でも仕事に就きやすい
事務の仕事は多くの場合、特別な資格やスキルは必要ありません。
未経験でも始めやすい仕事と言えるでしょう。
今まで全く異なる職種の仕事に就いていた人にとっても、事務の仕事は転職しやすい職種です。
■仕事上での基本操作やスキルが身につくから転職もしやすい
仕事上で経験する基本操作やスキルが身につきます。
来客対応、電話やメールの対応などの事務員としてのビジネスマナーやコミュニケーション能力はもちろん、一般事務の主な仕事である書類作成やデータ入力などではパソコンのスキルも身につきます。
基本的な「Excel」「Word」などのソフトは一定レベルで使いこなせるようになるので、転職の際も有利になります。
特に「Excel」の関数やマクロなども覚えると、事務だけでなく他の職種への転職にも役立つこともあり、パソコンスキルが自分の財産にもなります。
■残業なしの所も多い!時間管理がしやすい
事務の仕事は、残業がない職場が多くあります。
もちろん急な仕事が舞い込んできて残業になるケースがないとは言いきれません。
しかしトラブルなどがない限り一日の仕事はルーティーンワークのようになり、自分で時間の管理がしやすい職種です。
一日の仕事のスケジューリングがしっかりとできるようになってくると、残業をすることはほぼないと言えるでしょう。
プライベートを充実させたい人や、家事育児との両立で定時に帰宅をしたい人には非常にメリットになります。
■職場の人からの感謝の言葉でモチベーションUP
事務職は常に誰かのサポートをしている縁の下の力持ちです。
急な会議に向けた資料作成、コピー、お茶だしなどでサポートした結果、感謝されることがたくさんあります。
相手が気持ちよく仕事がこなせるような心遣いは相手にも伝わり、みんなが気持ちよく仕事ができて職場の雰囲気もよくなることでしょう。
感謝してもらうつもりで仕事をしているわけではなくても、「いつもありがとう」の一言は嬉しいもので、仕事へのモチベーションは高まります。
いいことばかりじゃない!事務職のデメリット
「事務職に憧れて仕事に就けたのはいいけど、実際働いてみると思っていたものとは違っている……。」ということを少しでも減らせるように、働く前にデメリットも理解しておきましょう。
■実績が積みにくく評価につながりにくい
事務の仕事は、いわば縁の下の力持ち。華々しく実績を認められる職種ではありません。
事務の仕事が直接売上や成果に繋がるものではないため、仕事のモチベーションが、評価や昇格である人には大きなデメリットになり、努力が報われないと感じてしまうかもしれません。
ビジネスマンとして、レベルアップやスキルアップを求めている人は、事務職は最初のステップとして基礎知識を身につけ、次なるキャリアアップを目指していきましょう。
反対に、売り上げや成績を求められる人たちの徹底的なサポートに徹したい人にはデメリットではなくメリットと感じるはずです。
■幅広い仕事がしたい人には向いてない
事務の仕事は、毎日同じ作業の繰り返しでルーティーンワークのようになり、幅広い仕事がしたい人には向いていないかもしれません。
小さな会社の場合は、事務職でも色々な仕事を任される傾向にあり、ある程度幅広く仕事ができる可能性はあります。
しかし大きな企業に就職した場合は、事務職員も人数が多いためにそれぞれ仕事が割り振られ、同じ作業の繰り返しになることが多くなります。
自分の持ち場の仕事は完璧だけれども、それ以外の仕事は全く分からない……ということもよくあることです。
事務には何がある?事務職の種類を紹介
事務の仕事と一括りに言っても、さまざまな事務仕事があります。
実際どのような仕事があるのかをまとめました。
一般事務(OA事務)
一般事務とは社内外で必要な書類作成やデータ入力、備品の管理、郵便物の仕分けなどの幅広い業務をする事務職のことです。
事務職の中では一番基本的な職種であり、事務職と聞いて多くの人がイメージするのがこの一般事務になります。
OA事務の「OA」とは、「Office Automation(オフィス・オートメーション)」を略したもので、業務を効率的に進めるためにパソコンなどの電子機器を活用して行う仕事のことを指します。
しかし今や誰もがパソコンを利用して仕事をしている時代なので、OA事務という言葉はあまり意味を成さず、一般事務の中に含まれるようになりました。
営業事務
営業事務は、営業担当者が営業活動に専念できるようサポートする事務職です。
営業担当者と連携し、クライアントからの案件受注に伴う書類、見積もり、契約内容、納品詳細の作成や、商品の受発注、在庫や納期の管理業務を担当します。
営業事務の日常には、外部の営業スタッフからの急な依頼や、クライアントからの緊急連絡など、多岐にわたる業務があります。これにより、状況に応じた迅速な判断と行動が求められることが多いです。
多忙な日は、残業となることも。効率的な業務遂行のため、タスクの優先順位付けやスケジュールの管理が欠かせません。
また、さまざまな人との頻繁なコンタクトがあるため、円滑なコミュニケーションが重要となる事務職です。
会計・経理事務
会計事務とは、自社の経営状況を管理して経営陣に提示したり、社外に向けて事業活動を報告するための財務諸表などをまとめたりする仕事です。
経理事務とは、企業活動によって生じた現在のお金の流れを数値化して管理する仕事です。経費精算や現金出納管理、売掛金・買掛金の管理などを行います。
会計・経理事務いずれも専門知識が必要となるため、未経験では難しいといえるでしょう。
人事・総務事務
人事事務は、人事採用活動のための準備や社員研修などの人材育成にまつわる事務の仕事です。
総務事務は、会社運営に必要な業務を担当する総務部署の事務の仕事です。
各種備品や設備の管理、スタッフの福利厚生や慶事費の申請、その他会社・部署全体のサポートの事務仕事になります。
秘書
秘書とは、企業の社長や役員、政治家や弁護士などが職務に専念できるようにサポートをする仕事です。
事務との違いは、会社全体をサポートするのが事務で、一人の人をサポートするのが秘書の役割となります。
スケジュール管理や来客対応、メール、郵便物などの対応、会議資料の作成などが主な仕事になります。
また、秘書には医療に特化した医療秘書もあります。詳しくは「医療秘書とは?医療事務との違いや仕事内容、給料や資格について解説」記事を読んでみてくださいね。
学校事務
学校事務とは、小学校、中学校、高校、大学をはじめとするさまざまな学校において、教育活動が円滑に行われるようにする事務の仕事です。
来校者や電話対応、学生証や在学証明書の発行などを行います。
医療事務(クラーク)
医療事務(クラーク)とは、病院やクリニックなどの医療機関で働く事務職のことです。
医療事務のお仕事は受付や会計業務のほか、医療費の請求といった医療保険制度の知識が必要な専門性が高い業務や、患者さんの情報などの重要な書類の管理も行います。
患者さんやその家族、医師や看護師とのコミュニケーションも大きな仕事のひとつです。
あわせて読みたい記事:医療事務とは?仕事内容や特徴、1日の流れまで徹底解説
介護事務
介護事務とは、老人ホームや訪問介護ステーションなどの介護サービスを提供する事業所で事務作業を行う仕事です。
介護報酬請求に関する書類作成などの事務作業から、窓口や電話の対応や備品の管理や修繕まで、幅広いスキルが求められる仕事です。
職場によっては、ケアマネジャーのサポートや職員の勤怠管理を担当することもあります。
あわせて読みたい記事:介護事務とは?仕事内容や資格取得などについて徹底解説
調剤薬局事務
調剤薬局事務とは、調剤薬局で患者さんの受付、処方箋などの情報入力、会計などが主な仕事です。
また、レセプト業務や薬剤師のサポートなど、専門的な知識が求められる場合もあります。
あわせて読みたい記事:調剤薬局事務ってどんな仕事?必要な資格や仕事内容を徹底解説
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まとめ:事務職でスキルや経験を積んで会社を支える重要なサポート役になろう
事務職とは、まさに縁の下の力持ち。華々しさはないですが陰でしっかりと会社を支える重要な役割です。
事務職で学んだスキルは、転職することになったとしてもどこに行っても役に立ちます。
まずはスキルや経験を積んで、事務職として会社を支える重要なサポート役になってみませんか?
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