介護事務の資格の勉強は、仕事にも私生活にも役立つ!

2021.07.30 介護事務

せっかく資格を取得するなら、仕事だけでなく私生活にも役立つ知識を身に付けたいと思いませんか?この記事では、介護事務の代表的な資格と概要、介護保険の勉強の大切さ、働きながら試験合格を目指すコツなどを紹介しますので、よろしければ参考になさってください。

介護事務の資格とは?

せっかく資格を取得するなら、仕事だけでなく私生活にも役立つ知識を身に付けたいと思いませんか?
国家資格となるとハードルが高くても、民間資格であれば短期間で合格を目指せる試験も多く、通信講座の種類も充実しています。そんな数ある民間資格の中で、私たちの暮らしに身近な資格の一つが「介護事務」です。介護事務とは、介護サービスを提供する事業所・施設などで働く事務職員のこと。介護が必要な高齢者に介護費用を一部給付する「介護保険制度」に精通し、介護報酬請求業務をはじめ受付業務、来客・電話対応、関連機関との連絡調整などの仕事を担っています。

内閣府調査によると、日本の高齢者人口は2042年まで増え続けることが分かっていて(※)、それは同時に介護人材の需要も増え続ける可能性を示唆しています。最も必要とされる職種は、現場で直接介護に携わる介護福祉士かもしれませんが、介護報酬請求に精通した「介護事務のエキスパート」を雇用したいと考える事業所・施設も着実に増えています。また家庭内介護をする上でも、介護保険の知識を持つことは非常に重要な要素です。近年では介護疲れや介護うつ、介護離職などによる悲しい事故が多発していて、介護を受ける側の「被介護者」だけでなく、介護を担う「介護者」の悩みやストレスが問題視されています。親やパートナーの介護が必要になった時に介護保険を上手く活用することで、肉体的にも、精神的にも、経済的にもラクになることが期待できます。まずは制度について理解を深めることが大切です。この記事では、介護事務の代表的な資格と概要、介護保険の勉強の大切さ、働きながら試験合格を目指すコツなどを紹介します。
(※)参考:内閣府HP 令和2年版高齢社会白書 高齢化の現状と将来像参照(※)

介護事務の代表的な資格4選

介護事務の資格で代表的なものをご紹介します。

(1)介護事務管理士

「介護事務管理士技能認定試験」とは、技能認定振興協会(JSMA)が認定している介護サービスを提供する様々な事業所におけるレセプト業務や受付、会計などの介護事務としての業務知識・スキルのあることを証明する資格です。2000年の介護保険制度施行と同時に実施され、数ある介護事務資格の中で最も歴史が長いことから、業界内での認知度は抜群。試験問題を郵送で受け取り、自宅で受験ができる在宅試験に対応しているので、仕事や家事、育児で忙しい方にもおすすめです。試験の出題範囲は、介護保険制度などの法規に関する知識や介護報酬請求事務、レセプト点検などです。また、実技問題では居宅・施設・地域密着サービスの中から分野を選んで解答できる選択制です。

(2)ケアクラーク

「ケアクラーク技能認定試験」とは、日本医療教育財団が認定している介護報酬請求事務や社会福祉制度の理解などの知識と技能を証明する資格です。有効性も認知度も介護事務管理士と同等レベルですが、異なる点は試験の出題範囲です。介護報酬請求事務に加えてコミュニケーション技術や高齢者・障がい者への理解、介護技術、リハビリテーション、医学一般など幅広い基礎知識の習得が必要となります。

(3)介護報酬請求事務技能検定

「介護報酬請求事務技能検定」とは、日本医療事務協会が認定している介護報酬請求事務を行う知識と技能を認定する資格です。試験の出題範囲は、介護保険制度の概要や介護報酬請求事務に関する知識・技術が中心で、実技では居宅サービスと施設サービスそれぞれにおける介護給付費用明細書を作成します。

(4)介護事務実務士

「介護事務実務士」とは、特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会(MEDIN)が認定している、医療福祉やメンタルケアに関する能力を証明する資格です。試験は、認定機関指定の教育機関において団体受験で実施されています。試験の出題範囲は、介護保険法とそれに関連のある法規、介護保険制度、介護報酬請求で、実技では居宅・施設サービスそれぞれの介護給付明細書を作成します。合格率は70%以上と、きちんと勉強して臨めば難しいレベルの試験ではありません。

学んでおいて損はない、介護保険制度

人は誰しも平等に年齢を重ねるので、いずれ家族の介護に直面し、自分自身も介護が必要になる可能性が十分にあります。核家族化が進む日本では、老老介護や介護難民といった問題に直面することが多くなってきました。そのため、介護事務として働く予定がなくても介護保険の実態を知り、内容や加入条件、申請方法などを把握しておくことは決して無駄にならないでしょう。実際、家族のために介護事務の資格を志す方は増えていて、業界内に留まらず、社会全体から注目される資格になりつつあります。

現時点で介護事務の求人件数が少ない印象を受ける理由は、介護報酬請求事務の担当者を置かず、生活相談員などが兼務している事業所・施設が多いからです。ただ、繁忙期の業務量は決して少なくありませんし、3年ごとに見直される介護保険制度の対応に追われないためにも、「介護事務のプロを雇用したい」という潜在ニーズが浮かび上がります。介護業界の人員補填は、経験者だけでカバーしきれないのが現状なので、今後は一層異業種からの転職者を歓迎する風潮になり、介護事務の知識をもつ人材のニーズは増えていくかもしれません。

介護事務の資格は独学で取得できるものもありますが、学習時間を確保しにくい社会人や主婦の方には、受講生サポートが充実した通信講座がおすすめです。サポート内容はスクールごとに異なるため、おさえておくべきチェックポイントをご紹介します。

通信講座選びのチェックポイント

<ポイント1>わかりやすいテキスト構成になっているか

未経験者の方には、学ぶべきポイントを効率よく学習できるテキストがおすすめ。最新の改定内容を踏まえ、介護報酬の仕組みから請求業務までの流れがわかりやすく解説されたものがベストです。

<ポイント2>担当講師による学習中のサポートはあるか

学習中に疑問が生じた際には、担当講師に電話やメールで質問できるサポートがあると便利です。わからないことはそのままにせず、一つひとつ解決しながら学んでいくことをおすすめします。

<ポイント3>課題提出がオンライン化されていて、在宅受験もできるか

スマホやパソコンから課題提出ができると、理解度もすみやかに把握でき、自分のペースで効率的な学習が可能です。また、資格試験は在宅受験に対応していると便利なので、在宅受験に対応している講座か、事前に確認しておくとよいでしょう。

<ポイント4>「一般教育訓練給付制度」の指定講座か

講座費用はスクールによって幅があり、相場は35,000円~70,000円程度。中には、ハローワークが実施している資格取得助成金制度「教育訓練給付制度」が適用される講座もあるため、雇用保険などの受給条件を満たしている方は要チェックです。

働きながら、介護事務の資格を取得するには?

働きながら資格取得に挑戦する場合、最初はやる気に満ちていても、モチベーションを維持するのはなかなか難しいもの。まずは、試験日に合わせて無理のない学習スケジュールを立て、勉強を習慣化する工夫を取り入れてみましょう。例えば、通勤中の電車、昼休みのデスク、就寝前のベッドなど、1日の中で学習する時間と場所を決めて行動パターンを作り出すと、脳が習慣として認識すると言われています。また、ソファやベッドといった生活動線の中にテキストを置いたり、勉強の記録ができるスマホのアプリを活用したりと、短い時間でもよいので継続することが大切です。可能であれば、朝早めに起床して勉強時間を確保すると、同時に生活習慣も整って健康につながるかもしれません。
一般的に主な介護事務資格講座の試験合格までに必要な学習期間は、3~4ヶ月とされていますが、合格者の体験談に目を向けると、三者三様であることが分かります。社会人として働いている以上、勉強が思うように進まないこともあるでしょう。時にはリフレッシュとして空白の1日を設けたり、SNSを活用して同じ目標を持つ仲間と刺激し合ったりするのもおすすめです。

最後に

最後に、「家族の老後のために介護保険の勉強がしたい」と考えるあなたは、きっと真面目で優しい心の持ち主です。「大切な家族だから、自分が介護を頑張らなければ」というのは素晴らしい気持ちですが、介護をする側の負担を考えた時、介護保険サービスを利用しない手はないでしょう。介護期間が長引けば長引くほど負担は増していきますから、介護保険制度への理解を深め、あなたも家族も笑顔になれるよう介護保険サービスを上手に利用しましょう。

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