医療事務は「未経験・資格なし」でもできる?医療事務になる方法や必要なスキル
2023.07.03 医療事務
【医療事務のパイオニアソラスト監修】安定した職として、特に女性に人気の職業「医療事務」ですが、未経験・無資格でもなれるのか不安な方もいらっしゃいますよね。
この記事では医療事務になる方法や求人の見つけ方について医療事務のパイオニア「ソラスト」が医療事務になるための方法を紹介していきます。
医療事務がはじめてでも安心して業界に飛び込める知識を身につける方法や、医療事務についての概要や必要なスキルについてもあわせて解説。未経験で医療事務を目指している方は必見です。
医療事務は「未経験・資格なし」でもできる?
医療事務の仕事は人気のある仕事ですが、「未経験・資格なし」で医療事務の仕事ができるのでしょうか。
結論から言うと、医療事務の仕事は「未経験・資格なし」でもできます。
求人などを見ても、「未経験者歓迎」「資格なしでもOK」という募集はよく見かけると思います。
医療事務の仕事は、医療の現場で働くことができる上に学歴や資格を問われないことが人気の理由の一つだともいえるでしょう。
未経験・資格なしで医療事務の仕事で難しいと感じる業務内容
未経験・資格なしでも医療事務の求人はあるので、採用されれば医療事務の仕事に就くことは可能です。
しかし実際の現場に就いてみると、未経験・資格なしの場合に非常に難しいと感じる業務内容も多く存在します。
- ● 職場で飛び交う専門用語の意味が全く分からない。
- ● 教えてほしいが現場は非常に忙しく、なかなか聞ける状況にならない。
このような状態での業務は、精神的にも辛いと感じてしまうこともあるかもしれません。
【口コミ】未経験・資格なしで医療事務に就いた先輩の声
実際に、未経験・資格なしで医療事務の仕事についた先輩の声にはどのようなものがあるでしょうか。
ソラストでは、医療事務として働いている先輩たちにインタビューをしてみました。
実際に未経験から働いて感じたメリット・デメリットをまとめたので参考にしてみてください。
未経験・無資格で働いて感じたメリット
- ● 働きながら基礎知識を覚えられる環境が良かった。
- ● 実務経験&基礎知識があるので資格を取る難易度が下がった。
未経験・無資格で働くメリットとして、実際に働くことで実務に必要な医療事務の基礎知識を最短で習得できるということです。
資格取得のためのコストをかけずに現場で覚えることで、経験者としてのキャリアを積むことができます。
また、現場での仕事を経験してから資格の取得を目指す場合、基礎知識が身についているので合格しやすいということです。
まずは実践することで、机上での勉強よりも身体で覚えられて資格取得にも有利になりますね。
未経験・無資格で働いてみて感じたデメリット
- ● はじめての医療用語やレセプト業務などわからないことがたくさんあった。
- ● 覚えることが多すぎてくじけそうになった。
- ● 自分も新人レベルなのに、さらに新人に教えないといけないのは大変だった。
未経験・無資格で働くデメリットとして、医療事務未経験の場合は覚えなければならない医療用語が非常に多いということです。全く基礎知識がない状態での採用になるので、基本的な医療用語から覚えていかなくてはなりません。
業務をこなしたいけれど、業務内容を伝える用語の意味がわからないという状況は、想像するだけでも大変ですね。
また、人間関係の構築の大変さもデメリットにあげられます。
覚えなければならない医療用語が多く大変なことにも繋がりますが、医療用語を理解できていない新人を教育する場合は、教育する同僚や先輩にも大きな負担がのしかかります。忙しい現場ではなおさらです。
業務に慣れている人なら簡単な言葉でも、毎回確認が必要になると聞く方も聞かれる方も疲れてしまいます。
このような状況から、仕事を覚えるまでは人間関係の構築も大変になってくるようです。
未経験から医療事務になる方法
未経験から医療事務の仕事に就く方法をご紹介します。
まずは、未経験OKの求人を見つけて応募することが医療事務の仕事に就く最短ルートになります。
未経験・資格なしでもOKの求人は以前よりは見つけやすくなっているので、応募して採用を得られれば医療事務の仕事に就くことができます。
次に、資格やスキルを身に着けてから未経験のまま就職するという方法です。
未経験で資格もなしとなると、やはり就職は狭き門になってしまいます。
無資格でOKの求人であっても、同時に応募している人の中に資格保有者がいれば採用は有利になるに違いありません。
資格やスキルを身につけることで、周囲との差をつける方法になります。
未経験OKの求人に応募する(メリット・デメリット)
未経験・資格なしOKの求人に応募する最大のメリットは、資格取得やスキル取得のコストもかからず働きながら医療事務の知識を身につけられることです。
デメリットはやはり、就職してから覚えることがとても多く大変だということ。
働きながら知識を身につけるということは、知識がない状態で仕事に臨むという事です。
就職してからの大変さは覚悟しておく必要があります。
資格やスキルを身につけてから未経験のまま就職(メリット・デメリット)
あらかじめ資格やスキルを身につけて未経験のまま就職することのメリットは、資格手当がつく可能性があるということです。
就職した医療機関にもよりますが、資格があることで給与面に差をつけることができるかもしれません。また基礎知識が備わっていることで仕事への導入もスムーズになり、同僚との人間関係の構築にも役立ちます。
デメリットとしては、資格取得に関してのコストや時間がかかるということです。
単純に資格取得のための教材費や講座を受ける費用だけでなく、資格取得できるまでには一定の時間がかかります。
資格取得後に就職するのと資格なしで就職をするのとでは、コスト面で大きな違いがでてくるでしょう。
医療事務未経験者が取得しておくといい資格
医療事務の資格は国家資格ではなく、全て民間資格です。
さまざまな種類の資格の中から、医療事務未経験者が取得しておくと役に立つ資格を紹介します。
医療事務技能認定試験
医療事務技能認定試験は、医療事務に関する基礎を固めたい人におすすめです。
難易度の高い「医科 医療事務管理士技能認定試験」を実施する技能認定振興協会(JSMA)が主催する資格で、将来「医療事務管理士」を目指す人には特におすすめです。
医療保険制度や診療報酬請求の幅広い知識と基礎力があることを証明できる内容になっていて、第一歩としてチャレンジしやすい資格になっています。
在宅とインターネットの2つの受験方法があるのでいつでもチャレンジしやすく、合格率や約85%と難易度も低くなっています。
初心者がレセプト業務を学ぶなら! 医科 医療事務技能認定がもらえる
未経験でも医療事務に必要な知識をムダなく短期間で学べる決定版。レセプトの書き方ブック付き!1回5分から、はじめましょう。
>詳細はこちら
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®︎)
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®) は、日本医療教育財団が主催する全国最大規模の統一試験です。昭和49年度から実施されており受験者数も多いため、知名度が高く業界からの信頼も厚い資格となっています。
受付から会計、レセプト作成までの医療事務全般について学ぶことができ、「メディカルクラーク」の称号が欲しい人におすすめの資格です。
合格率は医科で約80%と、医療事務技能認定試験よりはやや難易度は高めです。
医療事務未経験者が取得しておくといいスキル
未経験者が医療事務の現場で少しでもスムーズに働くためには、医療事務の基礎知識以外にも取得しておくとよいスキルがあります。
以下で説明するスキルは、医療事務の仕事だけでなくさまざまな仕事で役に立つスキルになるので習得しておいて損はありません。
接遇・マナー
医療事務という仕事はその名称から事務仕事と考えがちです。しかし実際は来院された患者さんの受付から始まり、医療従事者と患者さんとの取り次ぎや電話対応など多くの接遇業務があります。
したがって一般的な接遇・マナーは必須と言えるでしょう。
病院やクリニックの信頼問題にも関わることになるため、基本的な接遇や対人マナーは身につけておきましょう。
医療機関の価値を高める「接遇力」を磨く!ホスピタルコンシェルジュ®講座(教材)
気持ちに寄り添い、相手の不安を和らげる対応。それは、IT化が進んでも「人」にしかできないこと。
医療に関わるすべての人に、唯一求められる力。その接遇力を磨くための教材です。
>詳細はこちら
コミュニケーション能力
医療事務の仕事は、病院やクリニックの顔ともいえる立場になります。
患者さんや医療従事者はもちろん、製薬会社や薬剤師などとの関わりも多くなるため、コミュニケーション能力は重要視されます。
コミュニケーション能力は、どのような環境に身を置いたとしても必ず必要な能力です。
近くにいるコミュニケーション上手な人を観察するなどしながら、スキルを磨いていきましょう。
入門知識を身につけるならソラストの「医療業界はじめの一歩」
医療業界の現場から生まれたソラストの「医療業界はじめの一歩」は、はじめて医療業界に携わる方も最短2週間で基礎が学べる教材です。
「医療業界の制度や専門用語などがわからなくて困った」という声からうまれ、現場で活かせる入門知識を浅く広く網羅できます。
右も左もわからない初心者の方でも自信を持って第一歩を踏み出せるような、現場ですぐに使える知識を学ぶことは大切です。
レポートはスマホやパソコンでのWebテスト形式で、その場ですぐに結果がわかり、自分の理解度も瞬時に把握できます。リアルタイムだからこそ苦手分野をその場で克服できますね。
現場から生まれた 医療業界「はじめの一歩」
初めて医療業界に携わる方も最短2週間でさくさく学べる基礎教材「現場から生まれた 医療業界はじめの一歩」。自信をもって一歩を踏み出せるような、現場で使える知識を学びます。
>詳細はこちら
まとめ:医療事務未経験でも大丈夫!資格をとって自信をつけよう
誰しもがはじめは未経験です。医療事務は専門的な知識を求められますが、未経験であっても続ければ続けるほど自分のスキルとキャリアアップが見込める仕事。
一度就職ができると、転職の際も経験者は優遇されることになり、「手に職」をつけられることが今後の人生を左右することになります。
ぜひソラストの「医療業界はじめの一歩」で基礎知識をつけて医療事務への第一歩を踏み出してみませんか?