調剤薬局事務と医療事務どっちがいい?違いや共通点もわかりやすく解説

2023.07.13 医療事務 調剤薬局事務

【医療事務のパイオニアソラスト監修】調剤薬局事務と医療事務で働く場合どっちがいいか悩む方もいらっしゃいますよね。
この記事では、給料・働く場所などそれぞれの違いや、メリット・デメリット、共通点についてもわかりやすく解説します。
向いている人や資格についても解説していますので、転職や就職を検討中の人はぜひ参考にしてください。

調剤薬局事務と医療事務、どっちがおすすめなのか知りたい人はこの記事を最後まで読んでみて自分にあう方を選択しましょう!


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調剤薬局事務と医療事務の違いを比較

調剤薬局事務と医療事務は、医療系の事務職として求人が安定していて働きやすく、人気の職業です。

患者さんの受付に関わる業務という点では共通点も多いですが、勤務地や業務内容、必要なスキルなどに違いがあります。

違う点をそれぞれみていきましょう。

働く場所が違う

基本的に、調剤薬局事務は薬局や調剤薬局で勤務しますが、医療事務は病院やクリニックで働きます。

勤務時間や休日は、どちらも勤務先の薬局や病院に準ずることが多いです。

仕事内容が違う

調剤薬局事務は薬剤師のサポートや薬の発注など、薬に関する仕事をするという特徴があります。

医療事務は医師のサポートやクラーク業務を受け持つこともあり、求められる医療知識も多いです。

どちらも受付業務やレセプト作成をするという点では似ています。

必要な専門知識やスキルが違う

調剤薬局事務の仕事は、レセプト作成に必要な保険に関する知識や技術、薬に関する知識が求められます。

医療事務もレセプト作成に関する知識や技術、それに加えて医療に関する知識が必要です。

医療の現場で大切な待遇マナーは、どちらの職業にも共通して求められます。

調剤薬局事務と医療事務の共通点

同じ医療系の事務職であることから、調剤薬局事務と医療事務の仕事には共通点も多いです。

それぞれ詳しく解説していきます。

未経験・無資格で働くことができる

調剤薬局事務と医療事務は、どちらも無資格・未経験で始められます。

医療職の中でも挑戦しやすく、誰でも目指せる点が魅力的な職業です。

安定していて全国どこでも働きやすい

薬局や病院は全国にあるため、仕事が探しやすい点も魅力です。

雇用形態も正社員からパート・アルバイトまで、自分のライフスタイルにあわせて選べます。

コミュニケーション能力が必要

どちらの仕事も受付業務がメインとなるため、患者さんや他のスタッフとのコミュニケーションは必須です。

常に新しい情報を学ぶ姿勢や、状況に合わせて臨機応変に対応できる高いコミュニケーション能力が求められます。

資格があると有利

先ほど調剤薬局事務と医療事務の仕事は無資格でも働けるとご紹介しましたが、民間資格を持っていると、転職・就職の際に大きなアピールポイントとなります。

また、忙しい職場では働き始めてから専門知識を学ぶことが難しい場合もあります。

資格勉強の内容は現場でも活かせるため、特に未経験からの就職を狙っている方には民間資格の取得がおすすめです。

調剤薬局事務と医療事務のメリット・デメリットを比較

調剤薬局事務、医療事務として働くメリット・デメリットをまとめました。

もちろん個人差はありますが、一般的には次のような特徴があるようです。

調剤薬局事務のメリット・デメリット

調剤薬局事務のデメリットとしては、医療事務に比べて求人数が少ないことが挙げられます。

特にパートやアルバイトの募集は人気が高く、すぐ締め切られてしまうことも多いようです。

しかしパートタイムでの雇用が多いことから、家事や育児と仕事を両立しながらでも働きやすいというメリットがあります。

H3医療事務のメリット・デメリット

医療事務の仕事は、調剤薬局事務に比べて求められる知識やスキルが多いと言われています。

覚えることが多いので、仕事に慣れるまで大変だと感じるかもしれません。

しかしその分、一度仕事を覚えてしまえば転職・再就職の際も経験者として再雇用されやすい点がメリットです。

勤務先もクリニックから総合病院まで、幅広く選べます。

調剤薬局事務と医療事務の給料事情!どっちが高い?

参考:厚生労働省(jobtag 調剤薬局事務医療事務

調剤薬局事務と医療事務の給料事情についてまとめました。

厚生労働省の統計データを参考にしたところ、月給は医療事務のほうが高いようです。

正社員としてしっかり働きたい方には医療事務が向いていると言えるでしょう。

しかし調剤薬局事務は勤務時間に融通がききやすいので、仕事とプライベートのバランスをとりたい方にはおすすめです。

調剤薬局事務と医療事務の求人件数に違いはある?

大手求人情報サイトで調剤薬局事務と医療事務の求人件数を調べたところ、医療事務のほうが多い傾向にありました。

特に正社員での雇用は、医療事務のほうが10万件以上多いという結果です。

就職や再就職先を見つける場合、医療事務のほうが仕事は探しやすいかもしれません。

H2-6調剤薬局事務と医療事務はどっちが働きやすい?

調剤薬局事務と医療事務は同じ医療系の事務職ですが、こちらの方が働きやすいと一概には判断できません。

例えば調剤薬局事務は薬局に来店される幅広い年齢層の方と接しますが、医療事務は働く病院によって接する患者さんの層が異なります。

勤務内容も、調剤薬局は比較的仕事の内容が覚えやすいと言われていますが、医療事務は覚えることが多い分、やりがいを感じられる仕事です。

どちらの仕事にも違った魅力があるので、自分が理想とする職場環境に合わせて選ぶことをおすすめします。

調剤薬局事務と医療事務におすすめな資格

調剤薬局事務と医療事務、どちらも民間資格を取得していると、現場でも活かせるほか、就職の際も有利になります。

勉強の方法はどちらの資格も独学と通信講座が一般的です。

独学のほうがコストを抑えられる点はメリットですが、テキスト選びが難しい、勉強の計画を立てる手間がかかるといったデメリットもあります。

通信講座ならテキストに沿って勉強できるので、通勤中や家事の間のすきま時間も有効活用した学習が可能です。

効率よく学びたい方には、通信講座をおすすめします。

調剤薬局事務におすすめな資格

調剤薬局事務を目指す方におすすめの資格は「調剤事務管理士®️」です。

JSMAが主催する日本初の医療事務に関する資格なので、知名度や信頼度も高く、就職の際にはアピールポイントにできます。

レセプト作成に関する実技試験もあるため、学んだ内容は現場でもしっかりと活かすことが可能です。

ソラストの「調剤薬局事務講座(教材)」なら、1日5分から調剤事務管理士®️の勉強ができます。

医療事務におすすめな資格

医療事務を目指す方におすすめの資格は「医療事務管理士®」です。

こちらもJSMAが主催しており、知名度・信頼度の高い講座なので、取得するメリットは大きいと言えるでしょう。医療や保険、レセプト作成に関する知識が得られます。

ソラストの「医療事務講座 マスターコース(教材)」なら、1日5分から医療事務管理士®取得に向けた勉強が可能です。

結論!調剤薬局事務と医療事務はどっちがおすすめ?

結論、どちらがおすすめなのかはご自身の理想にあった方を選択することをおすすめします。

調剤薬局事務と医療事務の仕事の特徴をもとに、それぞれどのような方におすすめの職業なのかをまとめました。

調剤薬局事務に向いている人

調剤薬局事務の仕事は、パートやアルバイトとしての雇用が多いため、家庭での時間もしっかり確保したい方に向いていると言えるでしょう。

医療に関する専門知識はそこまで多く求められないので、早く仕事に慣れたい方にもおすすめできます。

医療事務に向いている人

医療事務の仕事は正社員での雇用も多いため、しっかり働きたい方におすすめです。

勤務地の幅が広く雇用が安定しているので、長く続けられる仕事を求める方にも向いています。

求められる知識やスキルが多いので、医療の知識を身につけたい方へのメリットも大きいです。

まとめ:調剤薬局事務と医療事務のメリット・デメリットを比較して合う方で決めよう!

調剤薬局事務と医療事務の仕事は医療系の事務職でも人気が高く、目指す方も多いです。

それぞれ仕事のスタイルや業務内容に違いがあるため、ご自身が理想とする環境に近い職業を選ぶことをおすすめします。

どちらの仕事も無資格で働けますが、民間資格を持っていると現場で活かせたり、面接でのアピールポイントになったりと、メリットは大きいです。

ソラストの講座の教材なら、仕事や家事のすきま時間を生かした資格勉強が可能です。

調剤薬局事務や医療事務の仕事を始めてみたい方は、資格取得を目指してみませんか?