医療系の仕事は20種類以上!分野ごとの職種や未資格でも働ける職業を解説

医療系の仕事は20種類以上!分野ごとの職種や未資格でも働ける職業を解説

2023.08.23 医療事務

【医療事務のパイオニアソラスト監修】医療職と聞くと病院で働く「医師」や「看護師」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実は医療の現場には20種類以上の職業があります。
この記事では、医療系の職業一覧とその特徴、医療従事者になる方法、無資格からでも目指せる医療の仕事をまとめました。医療の現場で働きたい人は必見です。

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医療系の職業一覧(分野ごとに解説)

医療系の仕事と聞くと医師や看護師を思い浮かべますが、医療機関で働く医療事務や、医薬品を販売する医薬情報担当者(MR)なども医療に携わる職業です。

これから24の医療系の職業を紹介していきます。

医療や治療、救急に関わる仕事

◯医師

医師は病気の診断や治療を行います。

医学部を卒業し、厳しい「医師国家試験」に合格する必要があります。高度な知識とスキルをいかして人々の健康をサポートする職業です。

◯看護師

看護師は医師の指示のもと治療をサポートし患者さんの身体・心のケアを行う職業です。「看護師国家試験」に合格して資格を得ることができます。医師よりもより患者さんに近い存在です。

◯助産師

助産師は、妊娠・出産・産後のケアをする職業です。

母子の命と健康を守る重要な役割を果たしています。「助産師国家試験」と「看護師国家試験」の合格が必要です。命の誕生を支える責務と魅力のある職業です。

◯保健師

保健師は、地域の健康増進や予防活動を主導します。

個人からコミュニティ全体までの健康をサポートする職業です。資格を得るには「保健師国家試験」と同時に「看護師国家試験」にも合格する必要があります。

◯救急救命士

救急救命士は、急病の人や事故の現場で緊急医療を行うプロフェッショナルです。

病院への搬送中も患者を救うために必要な処置をします。資格を取得するには「救急救命士国家試験」に合格する必要があります。高度な知識と技術だけでなく迅速な判断力が求められる職業です。

リハビリに関わる仕事

◯作業療法士

作業療法士は、身体的・精神的障害を持つ人々の「服を着る、食事をする」といった日常生活動作をサポート・再建する専門家です。

「作業療法士国家試験」に合格する必要があります。患者さんのQOL向上に貢献できる職業です。

◯理学療法士

理学療法士は、患者さんの運動機能の回復をサポートします。

運動療法やリハビリを通して機能改善を促します。資格を得るためには「理学療法士国家試験」に合格しなければなりません。体の動きを科学的に理解し、適切な療法を提供します。

◯言語聴覚士

言語聴覚士は、言語や聴覚障害を持つ人々のサポートを専門とする職業です。

発話や理解のトレーニングや聴覚リハビリを実施します。資格を得るには「言語聴覚士国家試験」の合格が必要です。

検査や訓練に関わる仕事

◯診療放射線技師

診療放射線技師は、放射線を用いた検査や治療を担当する専門職です。

X線、CT、MRIなどの撮影技術を用います。「診療放射線技師国家試験」に合格することが必要で、正確かつ安全な放射線の使用が求められます。

◯臨床工学技士

臨床工学技士は、人工呼吸器や心臓補助装置などの医療機器の選択・運用・維持を担当します。

「臨床工学技士国家試験」の合格が必要です。医療知識と工学知識の両方を持つことが求められる職業です。

◯視能訓練士

視能訓練士は、視覚障害者の視覚の改善や日常生活の質の向上をサポートします。「視能訓練士国家試験」の合格が必要です。

◯臨床検査技師

臨床検査技師は、医療現場で検体解析を行う専門職です。

血液や尿などの検体から病気の診断や治療についてアドバイスします。「臨床検査技師国家試験」の合格が必要です。

歯科に関わる仕事

歯科医師

歯科医師は、口腔内の疾患の予防・診断・治療を行う医師です。

資格取得には「歯科医師国家試験」に合格することが必要となります。

歯科助手

歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士の補佐を行う職種です。

治療に使う器具の準備や患者対応、診療補助などを担当します。特定の国家資格は必要ありませんが、専門学校での研修や資格が必要な場合が多いです。

歯科衛生士

歯科衛生士は、歯のクリーニングや予防指導を行う専門職です。

歯周病や虫歯の予防、口腔内の健康を守るための指導を行います。「歯科衛生士国家試験」の合格が必要です。

歯科技工士

歯科技工士は、義歯や矯正装置などを製作する専門家です。

精密な技術が求められる職種で、「歯科技工士国家試験」の合格が必要となります。

薬に関わる仕事

◯薬剤師

薬剤師は、医薬品のエキスパートとして、正確な調剤や薬品情報の提供を行います。資格を得るためには「薬剤師国家試験」の合格が必要です。

◯医薬情報担当者(MR)

医薬情報担当者(MR)は、製薬会社と医療機関の橋渡しのような役割を果たす職種です。

新しい薬の情報や効果を医師へ提供し、正確な知識を伝達することが求められます。専門的な資格は必要なく、製薬会社に勤めます。

◯治験コーディネーター

治験コーディネーターは、新薬の開発時に行われる臨床試験をサポートする専門家です。

患者、医師、製薬会社とコミュニケーションをとり、データ管理なども担当します。特に国家資格はありませんが、看護師や薬剤師などすでに臨床の経験がある人が目指しやすい職種です。

心のケアに関わる仕事

◯心理カウンセラー

心理カウンセラーは、クライアントの心の悩みや問題をサポートしガイダンスを提供する専門家です。

資格は多数あり、「公認心理士」という国家資格から民間資格などさまざまなものがあります。経験を積み、継続的な研修を受けて専門性を高めていく職種です。

◯臨床心理士

臨床心理士は、心の健康や障害に関する評価・診断・治療を行う専門家です。

精神的な問題を持つ人々をサポートします。民間資格である「臨床心理士資格審査」に合格する必要があります。

その他医療関係の仕事

◯医療事務

医療事務は医療機関での受付や会計、診療報酬請求業務などを担当する職種です。

医療機関のスムーズな運営に欠かせない存在です。資格は必須ではないですが、「医科 医療事務管理士®︎」などの専門の資格を持つと就職・転職・キャリアアップのチャンスが広がります。

◯調剤薬局事務

調剤薬局事務は、薬に関する知識だけでなく、医療保険制度や調剤報酬請求の知識を身につけた薬剤師のサポート役です。

国家資格はありませんが、民間資格で「調剤事務管理士®️」などの資格をとっておくと安心です。

◯管理栄養士

管理栄養士は、食事療法や栄養指導を行うエキスパートです。

病院や学校、企業などで健康管理のサポートを提供しています。資格を得るために「管理栄養士国家試験」に合格しなければなりません。

医療従事者になるためには?

医療系の職業は今回紹介したように多岐に渡り、希望する職種や専門分野によって適切な学びの場やカリキュラムが異なります。

ここからは医療従事者になるための方法を2つご紹介します。

必要な資格を取得する

医療従事者になるためには資格が必要な場合が多いです。

国家資格の場合は、大学や専門学校を卒業していないと受験できないものもあるので、自分が受験資格を満たしているか、要件を確認してから試験に挑みましょう。

医療メーカーや製薬会社に就職する

医療メーカーや製薬会社に就職すると、医学を専攻していなくても営業職などで医療の現場で働くことができます。

研究職のポジションの場合は、大学で医学・薬学・理化学などを履修していると有利です。

無資格・未経験でも働ける医療職はある?

医療事務や調剤薬局事務などの事務系の仕事なら、無資格・未経験でも医療に携わることができます。

しかし、人気が高く専門知識が必要な職業なので、関連する民間資格に合格しておくと就職もしやすくなります

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まとめ:医療職には選択肢がたくさん!医療従事者として活躍しよう

医療に関わる仕事は、医療のプロフェッショナルとして多くの人に必要とされる、社会で欠かせない存在です。

その選択肢はさまざまあり、何歳からでも目指せる職もあります。やりがいも大きく、将来性もある医療の現場であなたも活躍してみましょう!