医療事務のスキルアップに!ホスピタルコンシェルジュとは?

2021.10.30 医療事務

医療事務の仕事は事務的な内容だけでなく、患者さんの案内や質問対応などもこなさなければなりません。接遇力や柔軟な応対が求められますが、実際の経験がないと不安に思う人も多いのではないでしょうか。
そんな人にオススメなのが、ホスピタルコンシェルジュの資格取得です。今回は、医療事務のスキルアップにも、初めての医療事務の方にもオススメのホスピタルコンシェルジュについてご紹介します。

ホスピタルコンシェルジュとは?

一般的な意味としては、「ホスピタル」とは病院のことを指し、「コンシェルジュ」とは、お客様の要望に応えて、的確にご案内等をする人のことをいいます。 つまりホスピタルコンシェルジュは、医療現場において患者さんの視点に立ち、何を求めているのかを理解し、満足していただけるような対応ができるスキルを有している人のことをいいます。いわば、病院接遇のスペシャリストなのです。

ホスピタルコンシェルジュの大切な役割の一つは、受付での応対です。医療保険のしくみや医療費などについての質問に対してスムーズに説明し、患者さんやその家族に安心感を与えます。直接診断を下したり、医療行為を行えたりするわけではありませんが、患者さんの悩みや不安に寄り添い、適切な応対をしていきます。 病院の窓口を担当する医療事務は、患者さんの案内や質問対応をする機会も多いため、ホスピタルコンシェルジュの資格を取得することで、活躍の場が広がるでしょう。

ホスピタルコンシェルジュの必要性

病院やクリニックといった医療現場においては、ホスピタルコンシェルジュのような存在はとても重要です。なぜ、ホスピタルコンシェルジュが必要とされるのかについてみていきましょう。

患者さんは多くの不安を抱えている

病院を受診する患者さんは、身体や精神に何かしらの疾患や障害を抱えています。ただでさえ不安を抱えているのに、治療にかかる金額や医療保険制度など、患者さんにとってはわからないことも多く、より不安を強めてしまうことも少なくありません。
そのような場面では、患者さんの不安を少しでも和らげるために、正確な医療知識と適切な応対ができるホスピタルコンシェルジュが重要な役割を果たします。

病院の良い評判にもつながる

患者さんは診察を受けて治療したり、薬を処方してもらったりすることを目的に病院に通ってきます。しかし、的確な治療や処置をしてもらったとしても、受付での対応が悪かったり説明が不足していたりすれば、病院の印象は悪いものになってしまいます。その上、現代はインターネットによるクチコミによっても病院が選ばれる時代です。クチコミの評判が悪ければ、患者さんが寄り付きにくい病院となってしまうかもしれません。
医療現場の接遇スキルを有したホスピタルコンシェルジュが適切に対応することで、患者さんの満足度向上が期待され、結果的に病院のよい評判にもつながることでしょう。

ホスピタルコンシェルジュの資格・試験について

ホスピタルコンシェルジュの資格試験は、技能認定振興協会(JSMA)が主催しています。ホスピタルコンシェルジュ検定試験は医療現場における接遇力と、患者さんに対して適切に応対できる医療保険制度や医療費についての知識を有している人材を評価し、そのスキルを証明する資格です。
資格は1級・2級・3級があり、級位によって特徴が異なります。 受験資格は特に設定されていないので、誰でも受験することが可能です。

ホスピタルコンシェルジュ3級とは

医療事務従事者として、実務についての基本的な理解と知識を習得して、普段の日常業務の中で患者さんとスムーズに対応できる技能を持っていること。
医療系の学校に通っている学生や、実務経験が1年くらいの方にオススメとなっています。

ホスピタルコンシェルジュ2級とは

医療事務従事者として、実務について一般的な理解と知識を持ち、日常業務だけではなく、イレギュラーな案件に対してもスムーズな対応ができること。
実務経験3年程度の方や、新人指導の担当になる方にオススメです。

ホスピタルコンシェルジュ1級とは

医療事務従事者として、実務について十分な理解と高度な知識を持ち、患者さんからのクレームや特殊な事例にもスムーズな対応ができること。
中堅職員の指導を行う立場の方や管理職の方にオススメです。

ホスピタルコンシェルジュ検定試験について

ホスピタルコンシェルジュ®検定試験の概要は以下のとおりです。
3級:学科試験のみ
2級・1級:学科試験、実技試験(15分程度)

学科試験は、医療機関における接遇、医療機関における基本・専門知識、医療業界の動向、原価管理などが問われます。
実技試験は、医療現場の事務スタッフとしてどの程度の対応力があるかを問われます。 試験官が患者役となり、いろいろな質問やクレームなどに対して、事務スタッフ役の受験者が実際に対応するという15分のロールプレイングとなっています。医療機関における接遇・マナー、専門知識の有無、説明の正確・明確さなどをチェックされる内容となっています。

ホスピタルコンシェルジュ検定試験の合格率

ホスピタルコンシェルジュ検定試験の合格率は、3級が70%程度、2級が50%程度、1級が10%程度となっています。3級は比較的難易度は高くないようですが、2級・1級は実技試験もあり、特に1級はレベルの高い難関な試験となっています。

ホスピタルコンシェルジュ検定試験日程

ホスピタルコンシェルジュ検定試験は以下のような日程で開催されています。

●3級
在宅受験:5月・7月・9月・11月・1月・3月の第4土曜日翌日(日曜日)

●2級(学科)
在宅受験:5月・9月・1月の第4土曜日翌日(日曜日)
●2級(実技):7月・11月・3月の第4土曜日

●1級(学科)在宅受験:9月・1月の第4土曜日翌日(日曜日)
●1級(実技):11月・3月の第4土曜日

ホスピタルコンシェルジュ検定試験の申し込み方法

ホスピタルコンシェルジュ検定試験を受ける場合は、インターネットでの申し込み、コンビニ端末を利用しての申し込みの2つの方法があります。
詳しくは、技能認定振興協会(JSMA)のホームページを参照してください。

ホスピタルコンシェルジュ取得に向けて

ホスピタルコンシェルジュの資格取得に向けてのポイントについてまとめてみました。

参考書・問題集を用いて勉強する

ホスピタルコンシェルジュには専用の参考書はないので、医療接遇や患者接遇マナーについての書籍が参考になるでしょう。
また過去問を含む問題集を活用して、実際の問題に慣れておくことをオススメします。 学科試験(在宅受験)は、資料や参考書を見ながら受験可能となっています。過去問で出題傾向を把握して、必要な資料を用意するのもよいでしょう。

実技試験対策は学科試験後でも大丈夫

2級・1級の実技試験は、学科試験に合格してから行われていましたが、現在は学科と実技どちらからでも受験可能となりました。学科試験には合格したけれど実技試験が不合格だった場合、その次の受験の際には学科試験が免除されます。

通信講座を活用する

ホスピタルコンシェルジュ3級の内容に対応した通信講座を活用するのがもっともオススメです。自分で参考書を用意して勉強をするのが難しい人は、通信講座を活用してみましょう。通信講座では、課題の添削や講師への質問といったサポートが受けられるので、安心して勉強を進めていくことができます。

まとめ

ホスピタルコンシェルジュについてご紹介しました。病院の満足度向上や、患者さんの安心のために、ホスピタルコンシェルジュは重要な役割を果たす存在です。医療業界で働くのであれば、接遇力は欠かせません。接遇力の証として、ぜひとも取得しておきたい資格の一つなので、まずは3級から目指してみてはいかがでしょうか。

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